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 住宅供給

1.空き家状況(1) 2.空き家状況(2) 3.初期団地の現況
4.世代構成の偏り 5.最近の住宅供給 6.新たな住宅双六

6.多摩ニュータウンの新たな住宅双六

 住宅双六には必ず「上がり」があり、これまでの「上がり」は戸建て持ち家取得でした。しかし、多摩ニュータウンの場合には少し様相が変わってくると思います。

 多摩ニュータウンの住み替えの図式は、新住地区、区画整理地区、既存市街地が相関関係を持っています。多摩ニュータウンでの生活を始める世帯として、まずは区画整理地区の民間アパートに所帯を持ち、あるいは新住地区内の公的な賃貸住宅に入居することがはじめになります。賃貸住宅から持ち家への移行は多摩ニュータウンでの居住継続が前提になりますが、住み続けたいという意識が高いことを背景にこうした移行が日常的に行われています。


 一般的に持ち家の最初の取得はマンションになると想定すると、その規模は子育てを前提として最大限の家族数に合わせたマンション購入が一般的です。現状の多摩ニュータウンでは99m22800万円台という定期借地権分譲や92m22700万台という大規模マンション分譲が始まっており、一次取得のファミリー世帯にとって持ち家取得は容易で、さらに中古マンションでは比較的取得しやすい価格で流通しています。また、中古の流通物件数も多く、多様な住宅が供給されています。

 このように多摩ニュータウン内での持ち家取得が容易になっている背景には、東京都や都市機構の処分用地の低価格化が背景にあり、マンション分譲事業者にとって効率の良い敷地の確保で大量の住宅供給が進んでいます。

 こうした低価格のマンション供給が続く中で、多摩ニュータウン内の中古物件価格も連動して下がってはいますが、必ずしも新規物件に左右されて暴落するまでには至っていません。むしろ分譲マンションの供給に対応して、公社や都市機構の比較的新しい賃貸住宅に空き家が多く発生しているように見受けられます。おそらく、こうした世帯が新規マンションの購入者に回っているようです。2005年初頭に都市機構の賃貸住宅の価格が見直され、公社の都民住宅などの家賃も改定されました。今後、市場家賃にすりつけば、周辺から賃貸入居者が転入するでしょう。そして多摩ニュータウン版・住宅双六の振り出しに戻ることになります。

 

1.空き家状況(1) 2.空き家状況(2) 3.初期団地の現況
4.世代構成の偏り 5.最近の住宅供給 6.新たな住宅双六

 

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