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 住宅供給

1.空き家状況(1) 2.空き家状況(2) 3.初期団地の現況
4.世代構成の偏り 5.最近の住宅供給 6.新たな住宅双六


2.空き家状況(2)

 引き続いて東京70キロ圏域別に空き家状況を見ると、都心10km圏域に空き家率が最も高くなっていますが、郊外部での空き家は50〜60kmに「賃貸または売却用の空き家」の増加が見られ、50km以遠が空き家総数の比率も高い状況です。

 一方で、多摩ニュータウンは25〜39km圏域にあたり、空き家比率も10%強となっています。多摩ニュータウン区域の70%を占める多摩市での空き家率は2003年の調査データが公表されていないため比較できませんが、2002年の多摩市第二次住宅マスタープランにおいては新住地区では5.0%ときわめて低い結果が報告されており、多摩ニュータウンの新住地区の実態としては既存市街地よりも空家の少ない環境が生まれてることがわかります。


多摩市の空き家状況(H12年)
資料:多摩市第二次住宅マスタープラン

区域
分類
住宅
戸数
戸建て
戸数
集合
戸数
空き家
戸数
戸建て
空き家
集合
空き家
空き家
戸建て
空き家率
集合
空き家率
全 体
63,730
11,370
52,370
5,590
510
5,070
8.8%
4.5%
9.7%
既存地区
19,870
6,900
12,970
2,020
330
1,690
10.2%
4.8%
13.0%
区画整理地区
18,080
2,050
16,030
2,290
100
2,180
12.6%
5.1%
13.6%
新住地区
25,790
2,420
23,370
1,280
80
1,200
5.0%
3.3%
5.1%

 

 このように多摩ニュータウンの空きや状況を見ると、新市街地の空きや状況は必ずしも一定の様相を見せるものではないことが解ります。また、平成15年の住宅・土地統計調査で確認してみると、多摩ニュータウン居住者が7割を占める多摩市の空き家率は他市と比較しても低く、その数も少ないことが解ります。

 

1.空き家状況(1) 2.空き家状況(2) 3.初期団地の現況
4.世代構成の偏り 5.最近の住宅供給 6.新たな住宅双六

 

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