2.居住者像
また、本調査にはクロス集計が行われていないことから深部までの読みとりは難しいが、可能な限り他の状況を背景にした読みとりを加えるものとする。とりわけ高齢者の集中する傾向が強い永山団地にあって、永山地区全体での単身高齢者世帯の状況を概ね把握する必要がある。その為には単身高齢者世帯の数がポイントになる。調査結果によると21.4%が単身世帯であるとしている。また、2人世帯も27.1%あるという状況から比較的高齢世帯が多いと想定していただきたい。
さて、居住者の要望についてであるが、まず最初に特徴的な傾向を示している状況がある。それは7割近い世帯が長く住み続けたいと望んでいることである。家賃が6,7万円程の世帯が殆どで、出来れば家賃の安い公営住宅に移りたいと望みながらも、住み続けようと言う意志が強く出ている結果になっている。
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