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■人口問題 |
5.高齢化状況
多摩ニュータウンの高齢化は、今後急速に進むことが指摘されています。これは、多摩ニュータウン内に団塊の世代が集中していることが原因と思われます。
東京都の市部と比較してみると、50~54歳の人口比率が1.9ポイントも上回っており、次いで55~59歳が1.2ポイント、45~49歳が1.1ポイントいることが特徴となっています。 |

しかし、団塊世代を中心にした人口は高齢化を迎えるに際して、転出傾向がが顕在化しています。平成12年10月までの5年間で、平成12年段階で45~49歳に到達した世代は716人(平成12年世代人口に対して5.0%)、50~54歳は982人(8.3%)、55~59歳が730人(8.2%)というように、団塊世代の住み替えが進んでいるといえます。
住み替えの原因としては、多摩市内の住宅の80%がバリアフリー仕様ではないことや子育てが終わっての都心回帰や周辺のバリアフリーマンションなどへの移転が考えられます。とりわけ、ここ5年間の多摩ニュータウン内での民間分譲住宅を中心としたマンション供給は盛んで、稲城市域、八王子市域、町だ市域への転出も多くあったと想定されます。これについては、30歳代の40歳代の転出傾向でも確認されるところです。
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こうした世代交代の状況をさらに詳細に検証してみましょう。
右図は多摩市の新住地区の世帯主年齢のコーホート推移です。5年間で熟年世代の転出と若い世代の流入が顕著ですが、平成13年の新住地区の世帯数26,790に対して、流入が5年間で約1,300世帯であり、年間1%程度の世代交代が進んでいることがわかります。これを10年間にトレンドすると、その数は2,600世帯であり、熟年世代と若年世帯の世代交代が急速に進んでいます。
多摩ニュータウンの高齢化は建物のバリアフリー化が困難な状況下で、自主的な世帯移動が進むことで緩和される方向に向かっています。自己防衛的な自主的若返り活動といった環境への適合作用が生態学的な躍動の中で働いている現象ともいえます。
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多摩市の高齢化の予測は10年間で12%の上昇を予測していますが、今後、世代交代が進むことを前提とした予測までは立てられていませんので、これらの想定を加味した推計が必要になります。
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