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2010年07月分

第59回(2010年7月15日)

【テーマ】色彩と景観 〜まちづくりのヒント〜
【講 師】篠崎幸惠 氏(公共の色彩を考える会副会長、カラーデザインシノザキ代表

 「公共の色彩を考える会」は、1981年に出現した黄赤色の車体の都バス(現在はグリーンが主調色)の色彩改善運動をきっかけとして発足し、現在は、シンポジウム開催、調査・研究、“公共の色彩賞-環境色彩10選-”の実施や景観問題への意見表明、住民運動の支援など、快適な環境の創出のため、視環境・景観の改善の幅広い活動を行っているとのことです。過去の“公共の色彩賞”受賞事例の写真を沢山ご紹介いただきました。
(「公共の色彩」:公的私的の区別なく公衆の目に触れる、主として外部環境の色彩)

 さて、今回は、事前に多摩センター駅から永山駅までの4時間余りのウォッチングも篠崎さんにお付き合いいただきました。限られた多摩ニュータウンの景観ではありましたが、まず、この中で篠崎さんからの「BEST色彩賞」をいただいたのは、鶴牧東公園の小山から臨む鶴牧、落合の低層住宅地で、赤系の屋根、白い壁、団地内の豊かな緑が調和した景観でした。

 また、「これは会に持ち帰って議論しなければ!」と篠崎さんに火がついた豆腐状の商業建築物もありました。私たちが暮らす身近な景観についてコメントしていただき、改めて環境を見直す視点に気づいたり、懇親会での活発な意見交換もあり、事前ウォッチングも良い企画であったと思います。

 盛りだくさんの内容と篠崎さんの熱い思いが相まって、お話は2時間に及びましたが、時間の経つのも忘れるほどの興味深い内容でした。ウォッチングについては、次回は紅葉が美しい秋に、また、多摩市だけではなく稲城市も・・・、とリクエストが出ました。
今後とも、私たちの活動にお付き合いいただければ幸いです。

 篠崎さん、貴重なお話をありがとうございました。

(2010.7.28[Wed]記載)


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