多摩ニュータウン
多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議
 
E-mail


まちせんトップ

木曜サロン

記録・報告

%bnindex%...more

2007年03月分

第22回(2007年3月15日)

【テーマ】「アートと地域コミュニティのかかわり」
【講 師】 古橋祐 氏(昭和音大助教授・建築家)&小林宏道 氏(多摩美大美術館学芸員)

 今回の木曜サロンは少し趣向を変え、音楽界、美術界、お二人のゲストを迎えて、対談も交えて・・・という企画でしたが、それぞれのお話が一通り終わったところで残念ながら時間切れ。後は、懇親会でお二人を囲んで夜遅くまでのサロンとなりました。

 古橋祐さんからは、4月に厚木市から移転、オープンする新百合が丘キャンパスの紹介をしていただきました。このキャンパスは、川崎市の文化芸術構想と連携し、市北部地域におけるアート拠点の「布石」となるものです。

 一方、もうひとりの講師、小林宏道さんからは、多摩美のアウトリーチ(大学が地域へと出て行く活動)に関して、多摩センターでのイルミネーションをはじめ、都市に彩りを与えるのみでなく地域コミュニティの活性化など、幅広い話題を提供していただきました。

 数多くの大学が、少子化時代における生き残り戦略として「アウトリーチ」活動に取り組んでいます。しかし、音大や美大、というと、芸術系という先入観があって、かえって私たちはそこから先のイメージをふくらませにくい、そんな反省があるかもしれない、とは、ある参加者の方の感想。従来型の美術教室や音楽鑑賞会を超える、さまざまな可能性について、私たちも考え、「協働」していける可能性がありそうです。パルテノン多摩はじめ公共施設、学校のコンバージョン、ベネッセはじめ地域の産業、そして数多くのアート系NPOなど人的資源。それらの資源を見直し、市民からの提案事業として、これらの大学と協働ができたら、そんな希望を持ちました。

(2007.3.30[Fri]記載)


Powered by HL-imgdiary Ver.3.00


永山ハウス
コーポラティブ住宅
(c)多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議