【テーマ】「最近の外食事情」〜外食、オーガニック、BSE、そして食育について
【講　師】 本吉邦俊　氏　（有限会社オリエンタル・コンサルティング代表）

　今回は、たま・まちせんの会員で、(有)オリエンタルコンサルタント代表の本吉邦俊さんに「最近の外食事情」というテーマで、外食、オーガニック、BSE、そして食育についてと幅広い内容でお話していただきました。

　アメリカではビル設計は厨房から始まるという話は、日米のまちづくりの中での食の捕らえ方の違いとして、とても興味深い話でした。アメリカではビルオーナーはテナント誘致のインセンティブとして、従業員にいかに満足のできる食事を提供できるかをセールスポイントにする。日本では地価を反映した賃料水準が高すぎて、満足できる外食が成立ということ。まちづくりの中でも「食」は重要な位置づけであり、人が集るところには、雰囲気のいいリーズナブルな飲食を提供をするお店があるといえます。

　木曜サロンの場所を提供していただいている「カフェ・ドゥー・ドゥー」も、地域の人たちに良質な食のサービスを提供し、商店街を元気にしたいということで始まっています。なかなか、いいと思うお店は少なく、あってもすぐなくなってしまいます。それだけ、飲食サービスはビジネスとして難しいということだと思いますが、いいと思うものを地域の人たちが支えていく、使っていくことも必要ではないかと思います。

（2006.10.23[Mon]記載）