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 木曜サロン
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2023年05月分
■テーマ:「まちづくりに求められる若者たちが思うことと、やりたいこと」 ■講師:高木 康裕(たかぎ やすひろ)さん( 合同会社MichiLab 業務執行社員(本業は証券会社・IT企業の人事・事業企画職))
高木さんは多摩市出身の3人の子育てに奮闘中の39歳ということです。都内IT企業および証券会社に勤務する傍ら、合同会社MichiLabの業務執行社員もやられ、多摩市の子ども若者総合支援条例策定の市民委員や第六次総合計画審議会の委員にも名前を連ねられるなど多忙な日々を送っておられます。
多摩市若者会議には設立当初から参加され、合同会社MichiLabは以前木曜サロンでも話題提供していただいた高野義裕さんを代表に高木さんとの二人のコンビで運営しておられます。
本日の会場の未知カフェ(MichiCafe)は若者会議に参加していた学生の発案を実践、事業化したもので、若者の交流拠点、地域や企業との交流拠点、まちづくりの活動拠点をコンセプトとして運営されています。設立資金はクラウドファンディングで215万円を集め、DIYにより手作り感一杯の雰囲気になっています。開店の1年目にコロナ禍に遭遇し大変苦しい時期をしのいで来られましたが、幸い比較的廉価な家賃でランニングコストを抑えながら運営を続けておられます。
普段は高木さん自身が店長をやっておられますが、1日店長方式でだれでも店長として、提供するメニューやイベント・展示などの企画、運営も自由にやれるということです。小学生向けのプログラミング教室、ヴェルディやベレーザのゲームのパブリックビューイングなどのイベントやモバイル屋台で地域のイベントに未知カフェの出前出店などの事業を手掛けておられます。若者会議としては多摩市の遊歩道や公園のGoogleストリートビューの撮影もやっておられます。
若者会議の活動も、市の事業としての若者会議が3年、MichiLabに運営主体を移して4年と7年になりますが、主な活動としては、未知カフェの運営、メンバーの提案による事業などの自主事業と、多摩市や地域の団体からの受託事業があります。自主事業に力点を置きたいところだが、実態としては受託事業により資金を賄っているのが実情だそうです。自主事業は主に身内だけの事業であり、やりたい人に任せることになるが、受託事業は対外的な責任もあるのでコアメンバー、主要メンバーが中心となって実施しているそうです。
若者会議には10代、20代から30代まで、小・中学生、大学生、社会人と幅広い世代の若者が参加されていますが、多くの若者に共通するのは事故は確立して七敷きも豊富だが集団の中での自己表現が苦手。提案力・発想力はあるが実践したり、実現に向けた調整は不得手。ITリテラシーは高く使いこなす能力はあるが、他者と協力して物事を進めることが苦手。といった特徴があるようです。
高木さんたちは、参集する若者たちに、異なる人たちとの対話を楽しんでほしい。意見の違いや他人との相違を個性として認識し、自分に自信を持ってほしい。失敗を恐れずチャレンジしてほしいと、期待を込めて励ましておられます。
7年目を迎え、市内のいろいろな団体からの声掛けや協業の話も来ているそうで、地域に興味を持つ若者が気軽に参加できる場所であり、それぞれの興味を育み、各自が求める地域活動に参加できるきかっけとなるような場としたいということです。未熟で稚拙な部分もありメンバーの成功も失敗も含めて地域や関わっていただいた人たち若者会議は育てられている。今後は高木さんたちの次の世代の若者に、地域の人たちに信頼されるように育っていってほしいと、若者会議を卒業するに当たっての思いを語っておられました。
高木さん、興味深い話をありがとうございました。また、代表の高野さんには自ら機器を操作していただき、スムーズなハイブリッドでのサロンを実施することができましたことを付記しておきます。ありがとうございました。
(2023.5.26[Fri]記載)
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