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2014年07月分
■テーマ:多摩かるたづくりを通して見るふるさと多摩 ■講師:山田正司 (やまだ しょうじ)さん (株式会社山設計工房 取締役相談役、多摩プロバスクラブ副会長)
東京多摩プロバスクラブは平成16年に東京多摩ロータリークラブの創立35周年記念事業として設立されました。プロバスとはProfessional(専門職業人)とBusinessperson(実業人)のProとBusを組み合わせた造語で、1965年に英国で誕生し、日本では現在全国におよそ100のクラブがあるそうです。
山田さんのお話は、プロバスクラブの活動、多摩カルタづくり、山田さんご自身のニュータウン建設との関わりの3部構成の、とても1時間では足りないほどの大変充実した内容でした。
多摩カルタづくりは、東京多摩プロバスクラブ創立10周年記念事業として企画・製作されたものです。地域の歴史から現代、未来にいたる市民の暮らし全般に関わる内容とし、小中学生を対象としたやさしく、楽しく、美しいものにし、メンバーの豊富な経験と知識を駆使した全員参加のオリジナル作品とするというものです。読み札は会員全員から匿名で募集し投票により選定。絵札は山田正司さんのオリジナルの作品です。
集まった読み札を、いろは45文字で選別し、なおかつテーマや分野も偏りがないようにするのは相当苦労されたようです。採用に至らなかった作品もいくつかご紹介いただきましたが、とても素晴らしいものが多かったので日の目を見ないのは大変惜しいことです。
カルタは500セットの限定製作で、会員への配布のほかには市内小中学校やコミュニティ施設などへの寄贈ということで、一般への頒布は残念ながらないそうです。たま・まちせんへも1セット寄贈していただきました。ご覧になりたい方はすくらんぶる〜むに置いてありますので、どうぞお越しください。当日は、山田さんの原画スケッチもお持ちいただき、拝見することができました。
3つ目のテーマは、東京多摩プロバスクラブ10周年記念講演でお話された「多摩ニュータウン建設に関わって」という内容を、短い時間で大急ぎでお話していただきました。山田さんが設計に関わられた、タウンハウス諏訪、タウンハウス落合、稲城市域の向陽台地区、長峰地区、堀之内、長池地区の紹介のほか、ニュータウン再生をめぐる最近の動きまで、多摩ニュータウンのエッセンスが詰まったお話でした。
多摩ニュータウンを日本の集合住宅の資産として維持しなくてはならない。戦後日本の復興の象徴として100年200年持たせたい。世界遺産となるには内容をしっかりとしないといけないとの言葉は、私たちの思いともつながるもので、これからのたま・まちせんの活動にも意を強くしました。
山田さんありがとうございました。また多摩プロバスクラブの3人の精鋭メンバーにも駆けつけていただき、ありがとうございました。
(2014.7.22[Tue]記載)
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