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2014年04月分
■テーマ :世界初! 麻痺足が動く「魔法の足こぎ車いす」 ■講師:中島誠一郎さん(神奈川ロイヤル(株)足こぎ車いすプロジェクトマネージャー) ”足こぎ車いす”というのは東北大学大学院医学系研究科・半田康延先生のグループにより開発されたもので、当初はリハビリ器具としてスタートした介護福祉器具で、脳卒中で半身が麻痺した方、腰痛、膝関節痛などで歩行困難な方でも、自身の両足でペダルをこぎ自由に走り回ることができる最先端のチェアサイクル(足こぎ車いす)のことです。
開発当初は75㎏だったものがその後の技術開発により、現在では14.2㎏と軽量化され、その場旋回ができるような回転機能も備え、安全性能や走行性能も飛躍的に向上しています。今回、実物をお持ちいただき、参加者もほとんどの方が試乗され、みなさんすぐに操作に慣れて走りまわれるほど、安全で簡単なものだということが実感できました。
また、大きな特徴として電気を使用しない、完全に人力により動かすものだということがあります。機器のメンテナンスや維持費、扱いやすさなどの面で非常に優れているといえます。現在では子供用のものやスポーツ仕様のものも開発されているそうです。
お話を伺った神奈川ロイヤル(株)さんは、不動産仲介のロイヤルハウジング(株)のグループ会社で、社会貢献の一つとして足こぎ車いすの普及活動を始められたということです。足こぎ車いすProfhand(プロファンド)は東北大学発のベンチャー企業”(株)TESS”が製造・販売し、全国に75店ほどの販売代理店がるそうですが、神奈川ロイヤルは初の足こぎ車いす専門店として、ショールームも開設し試乗や客先に出向いてのデモンストレーションもやっているそうです。
福祉用具のひとつだったので、なかなか普及しなかったのですが、横浜そごうに専門コーナーを設けたところ大きな反響を呼び、売れ行きも好調だそうです。神奈川ロイヤルでは旅行会社と提携し、足こぎ車いすで楽しめる観光旅行の計画にも取り組んでいこうとされています。実際に足こぎ車いすを利用されている方の中には、高尾山に車いすで登ったり、フランス旅行に行ったりしている方もあられるそうです。
話を聞くまでは、麻痺した足が動くようになるなんて・・・と半信半疑だったのですが、実物に試乗させていただき、お話だけでなく実際に介護やリハビリの場面で使用れている例をビデオで拝見し、すばらしい機器だということが実感できました。参加者のかたからも、ぜひ、周りに紹介したいという声も聞かれました。実際に見て体験してみることが一番だと思います。
(2014.4.26[Sat]記載)
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