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木曜サロン
記録・報告
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2012年05月分
【テーマ】団地における新たな都市農業の可能性 【講 師】阿川正 氏((株)森林資源管理センター アグリマネージャー)
5月木曜サロンは、木曜サロンでは始めて本格的な農業分野の企画として、阿川正さん((株)森林資源管理センター アグリマネージャー)をお迎えし、「団地における新たな都市農業の可能性」というテーマに基づきお話をしていただきました。
阿川さんは、都市再生機構が募集した既存住棟を活用した「ルネサンス計画2」の事業アイデア提案に対して、足立区の東綾瀬団地を対象とした「都市農業推進 プロジェクトチーム」に農業の専門家として、参加されました。 提案は「旧住棟の建物と設備を利用し、一定の収益を上げ、地域の雇用を創出し、地域の一人ひとりが生産者、販売者、消費者の全ての役割を担う循環型の地域社会を創りあげる」事業モデルと聞いています。提案の採用の可否は、立地がポテンシャル高い区内であり、提案の事業成立性に課題があったそうです。現在、立地が郊外にある団地での事業化を検討しているとお聞きしました。
木曜サロンで、阿川さんには都市での農業を事業化させるため、適温に温度管理された施設内に立体的に栽培ユニット配置し、如何に効率的な作物の収穫を得るか、そのための栽培技術面のアイデアは何かなど農業専門家としてのアイデアを中心に披露していただきました。小さな面積で、比較的費用をかけないでも可能な施設農業は、人口減少とともに使用されない建物が発生する時代の団地再生の一つの切り口になる可能性を十分に感じ取れる内容でした。阿川さんからご教示いただいた技術的なノウハウを活かし、ニュータウンの豊かな団地空間の中で、如何に応用が可能であるかについて、私たち住民側でも考えていくべき課題ではないでしょうか。
(2012.5.24[Thu]記載)
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