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 木曜サロン
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2012年03月分
【テーマ】子どもも大人も、いきいきのびのび健康ライフ 【講 師】中山直子 氏(多摩ニュータウン学会理事・博士(都市科学))
3月木曜サロンは中山直子さん(多摩ニュータウン学会理事・博士(都市科学))をお迎えし、『子どもも大人も、いきいきのびのび健康ライフ』【−子どもたちの健康的で楽しい生活と生活習慣とのかかわり-】というテーマでお話をしていただきました。
まずは、東京都と首都大学東京星研究室との協働で、平成19年に行われた「子どもの健康に関するアンケート調査」*1の紹介がありました。この調査は首都圏における小・中・高校生とその保護者の約2万人が対象となった大規模な調査です。 子どもの楽しい健康生活と親の係りについての考察結果では、親が言葉(○○しなさい…)だけではなく一緒に運動をして楽しむ、日常の何気ない会話も含めて積極的にコミュニケーションをとることが大変有効であるとのことでした。
次に、中山さんが食育活動に関わった中野区の保育園の紹介で、この食育の取組は、子どもたちに食についての知識や考える判断力などを伝えるだけではなく、保護者への働きかけも重視したものです。子どもと親の双方を支える役目が大きくなっている今の保育園ならではの取組で、保育士さんたちの熱心な様子が写真からも伝わってきました。
参加者からは、子どものストレスのとらえ方(人間が生活していくために必要なストレスと健康を損なうようなストレス)、親の経済状況との関係、地域の大人と子供の係り、親の関りの重要性など活発な意見、感想が出されました。また、中山さんが今後も追及していきたいとおっしゃる『「遺伝子(geneジーン)」と「模伝子(memeミーム)」』*2のお話は大変興味深く、懇親会でもこの話題が続いているようでした。
健康のみならず親と子どもの係りは一世代のみではなく、子どもが親になった時その子どもにどう係るかにも影響するという連鎖の関係でもあると思います。最近の心が痛む「負の連鎖」ではなく、いきいきのびのびの良い連鎖が続くように、親として地域として子どもに丁寧に接していくことが必要ではないかと感じました。
今回は、中山さんの幅広い交友関係で応援団もおいでになり、木曜サロンを知っていただく良い機会にもなりました。中山さん、貴重なお話をありがとうございました。中山さんの沢山の夢の実現をお祈りしております。(T.M記)
*1「平成19年度 児童・生徒の健康に関するアンケート調査」東京都教育委員会 http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/gakumu/kenkou/karada/19anket.pdf *2 (中山さんの資料より)親と子どもが一緒に生活すること、地域や学校で生活をともにするということは、親子の遺伝といった情報だけではなく、教育、文化の伝達、また、世代間での生活習慣の伝達にも深くかかわっている。⇒つまり、親の健康や地域での活動とも深くかかわっている。
(2012.3.18[Sun]記載)
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