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木曜サロン
記録・報告
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2011年07月分
【テーマ】ドイツ・フライブルグのまちづくり 【講 師】平林悠、黎さんご夫妻(まちせん会員)
7月木曜サロンは、まちせん若手会員の平林悠さん、平林黎さんご夫妻に「ドイツ・フライブルグのまちづくり」というテーマでお話をしていただきました。悠さんの大学時代の1年間の留学、お二人の新婚旅行での再訪を通して、現地に滞在した人ならではの率直な感想や豊富な写真に加えて、様々な情報を追加収集、整理して報告してくださいました。
「環境都市」として評価されるまでのフライブルクの都市化・環境問題の歴史、公共交通や太陽光発電などの様々な取り組み、留学中に滞在した学生寮や高齢者住宅など、それぞれのきめ細かい工夫の紹介もあり大変興味深いものでしたが、端々で紹介された利用者負担の低さにも関心が集まりました。
また、大学都市と言われるフライブルグでは、学生が人口の1割を占めるほか、卒業生も住み続ける人が多いそうで、「若い人たちにとっても魅力ある街であり、住み続ける=就業の場の確保はどのようになっているのか。」、「パーク・アンド・ライド、LRT、環境定期券などの組み合わせによる交通体系の運営、事業性はどのようになっているのか。」など、参加者の方々からフライブルグへの関心はさらに深まったようです。
最後に、参加者から積極的な環境政策を推進する意思決定の過程、財政的裏付けはなど、環境政策を柱としながら魅力ある街づくりを進める都市運営についての学びも含めて、今後も発展的・継続的な“フライブルク考”のリクエストも出され、まちせんとしても今後の企画につなげたいと考えています。
(2011.7.31[Sun]記載)
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