多摩ニュータウン
多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議
 
E-mail


まちせんトップ

木曜サロン

記録・報告

%bnindex%...more

2010年10月分

第61回(2010年10月21日)

【テーマ】立川空想不動産〜物件から始まる“空想”が、街をほんの少しハッピーにするお話〜
【講 師】籾山真人 氏(株式会社リライト代表)

 冒頭に、籾山さんが企画運営している「東京ウェッサイ」(FMたちかわ)という、東京の西側をステージにユニークな活動を行っている人達や立川空想不動産の活動を紹介するラジオ番組について紹介いただきました。同じ想いを持った人達の出会いが街をハッピーにするというコンセプトが魅力的でした。何より、そこで紹介されているアート、建築、学び、農業・・・といった、幅広いジャンルの人々や活動自体がとても興味深かったです。ここでの出会いによって生まれたプロジェクトや協業が、地域の活性化につながっています。
「東京ウェッサイ」はこちら→ http://www.tokyowestside.jp/

 そして立川空想不動産では、、、具体的には、立川周辺のユニークな物件や風景に独自の空想を付加し、街の魅力として紹介するサイトの運営や、空き店舗などに新たな機能を付加して流通させ、人を集め、街を活性化させる活動を行っています。
 JR立川駅周辺のポテンシャルや街の形成過程などの話も交えて、最近のプロジェクトとして、駅北側のシャッター通りと化した商店街(シネマ通り)の空き店舗をクリエーターの住居兼アトリエとカフェ、シェアオフィスとして賃貸した物件の紹介もしていただきました。

 空想と不動産というアンマッチな組み合わせは、何やら楽しさとワクワク感がありますが、きちんとビジネスとして成立し、行政も巻き込み、世代も超え、ハードとソフトがうまく融合した、まさに持続可能なまちづくり活動ということで、非常に刺激的で参考になる話でした。
 なかでも、「いちど衰退化した商店街を同じ機能で再生しても人の流れを取り戻すのは難しい。まずは若い人が集まる場所、活動する場所をつくることがマーケットを生み出すきっかけになる。」という話が印象的でした。立川空想不動産の取り組みは、衰退した商店街の活性化のヒントとなりそうです。

 興味深い話が盛りだくさんで紹介しきれないのですが、まずは覗いてみるのが一番。
立川空想不動産はこちら→ http://www.cuusooestate.jp/
籾山さん、貴重な話をありがとうございました。(文責I.Y)

2010.10.31[Sun]記載)


Powered by HL-imgdiary Ver.3.00


永山ハウス
コーポラティブ住宅
(c)多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議