【テーマ】暑すぎた今夏を総括する
【講　師】秋元孝夫（NPO多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議　理事長）

　今回のテーマは「暑すぎる今夏を総括する」の予定でしたが、連日の猛暑から一転、当日は20度前半の気温に下がり、タイトルを急遽「暑すぎた今夏を総括する」に変更しての話となりました。

　「地球環境の歴史」の講義に続いて、豊富な海外旅行経験から、「海外で遭遇した地球温暖化」の写真を超駆け足で紹介していただきました。事前の案内にあったドイツ・デンマークの他、ベネチア（サンマルコ広場の高潮による完水）、バンコクの高潮被害や、おまけでウィーンのカール・マルクス・ホーフ（全長1km以上の集合住宅）、アムステルダムのオクラホマ（私たち日本人から見ると不安なくらい超キャンティで部屋が飛び出している高齢者集合住宅）等々。

　“牧場のおっさんこと”こと鈴木さんからのML投稿にもありました「市民ファンド」は、ドイツ・フライブルク市で市民ファンドでサッカースタジアムの屋根に太陽電池パネルを取り付けて運営しているという事例の紹介でした。

　続いて、「ニュータウンでできる温暖化対策」ということで、秋元さんのお住まいの南大沢の団地の外断熱の取組みの紹介、さらに、よこやまの道沿いの風力発電の可能性、唐木田清掃工場の発電規模拡大、多摩センター駅周辺のゴミ輸送システム基地のコージェネ発電等、大胆な提案がなされました。

　「みなさん、どうですか」の投げかけに、当日の参加者はやや実現性に思いが行ってか、ゆるやかな反応でしたが、関心のある方々でプロジェクトチームでもできれば楽しそうですね。（文：T.M）

（2010.9.30[Thu]記載）