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2009年06月分

第47回(2009年6月18日)

【テーマ】自分達で『多摩ニュータウン』を“普通の街”に!!
【講 師】成瀬惠宏 氏(都市計画プランナー)

 今回は聖ヶ丘在住の都市計画プランナーで、多摩ニュータウン開発に長くかかわっておられる成瀬惠宏さんをお迎えし、「多摩ニュータウンをもっと”普通の街”に」というテーマでお話していただきました。
 成瀬さんは、1968年(S43)にUR都市再生機構の前身である日本住宅公団に入社されて以来、今日までの40年の長い時間を多摩ニュータウンに力を注いでこられました。成瀬さんのこれまでのお仕事や活動の履歴や都市計画に携わるうえでのモットーなどもご紹介していただき、多摩ニュータウンの再生や活性化に向けた様々な提言も、具体的な図やイメージを示しながら聞かせていただきました。

 都市計画やまちづくりに多少なりともかかわっている人にとっては、大胆で、面白く、また非常に参考になる提言が多く含まれていました。成瀬さんから、これだけまとまって、さまざまな具体的な提言を聞かせてもらうチャンスはめったにありませんので、今回参加された方は、とてもラッキーだったのではないでしょうか。

 その中で、印象に残ったのは、「料理も街づくりも、最後の決め手は”スパイス”である。」という成瀬さんのモットーの一つがあります。これは、話のまとめとしての、『個々人の努力で、「街のためによかれ」と創意工夫を重ねていきませんか。個々人が街のスパイスになって、辛い、苦いもあるけど、深みのある味にしよう』という呼びかけにもつながっている言葉でした。

 成瀬さんは、『何となく、未だ“インサイダー”感覚が抜け切らずに「今なお発言は慎重にして行こう」と思っているのですが、・・・』といわれ、『何もかもお話しているわけではない。』ともおっしゃています。後日、お聞きしたのですが、『実は小出しで、かなりのことは話しているんだよ。』ということでした。それにしても、いつか、話していないことを聞く機会があることを期待したいと思います。

(2009.6.26[Fri]記載)


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