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2008年03月分

第33回(2008年3月20日)

【テーマ】諏訪・永山地区の再生をめざす「まぜこぜプロジェクト」の試み
【講 師】松原和男 氏(NPO多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議 事務局長)

 今回は、私たち「たま・まちせん」が諏訪・永山地区で、地域のマネジメントシステムの構築を目指して取り組んでいる「まぜこぜプロジェクト」を紹介させていただきました。

 諏訪・永山地区はニュータウン初期の開発地区で建設後40年近くたっていますが大規模な公営住宅団地、URの賃貸住宅団地、分譲の集合住宅団地が、それぞれの大きな塊として存在しています。そのため、住民の高齢化や建物や住宅設備の老朽化などの問題のほかにコミュニティの偏りからくる様々な問題が顕在化しています。

 まぜこぜプロジェクトは、文字通り、このような問題を抱える諏訪・永山地区の住宅の利用や建物の利用、住民の住まい方などをまぜこぜにしてコミュニティ・ミックスやミクスト・ユースのまちを実現していこうという取り組みです。

 そのために諏訪・永山地区の様々な問題や課題を、地域の人たちが主体的に解決するため話合いや協議を行い、さらに行政やUR、都などの地域を管理する団体と連携して、問題解決のための事業や活動を行っていこうという活動を始めました。

 2007年度は、国交省が公募したエリアマネジメント実施団体に選定され受託調査として進めることができました。今年は、「磨けば光る 地域の宝物探し」と称した次年度以降の具体的な事業や活動のネタ探しと、ニュータウン周辺の8つの大学との連携事業を行うための拠点づくりを二つの目標として、それぞれ概ねの目標を達成することができました。

 諏訪商店街にオープンした、たま・まちせんの活動拠点「すくらんぶるーむ」は、この大学連携拠点でもあります。すくらんぶるーむでのさまざまな活動は既に始まっており、その様子は公式ブログで紹介しています。

 また、新年度には、宝物探しから得られた新事業の取り組みもスタートします。諏訪・永山地区の再生に向けた活動を、一緒に取り組んでいく仲間を募集中です。一人でも多くのみなさんの参加をお待ちしています。

(2008.3.31[Mon]記載)


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