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2007年07月分
【テーマ】「団地カイタイ〜永山団地4街区を対象として」 【講 師】 和久倫也 氏(WAKUWORKS 代表)&小川 仁 氏(首都大学東京大学院博士課程、COEリサーチアシスタント)
今回は、若手建築家の和久倫也さんと首都大学東京大学院ドクターの小川仁さんによる、永山団地をモデルとした再生提案と、首都大学東京COEプログラムの一つとして実証実験が行われた階段一体型エレベータシステム、さらに和久さんご自身の最近の習作や製作スタイルなどをご紹介していただきました。
永山4丁目団地をモデルとした「団地カイタイ」と題した再生提案は、既存の集合住宅を一部減築(間引き)して、また一団地認定を解除して街区単位の敷地設定を行うことにより、戸建て住宅への転換やゆとりのある居住環境を創出しようという、柔軟な思考によるドラスティックな提案です。昨年の(財)ベターリビング主催による「既存住宅団地の再生に関する提案募集」の選定提案の一つに選ばれています。
法的な問題や、施工上の困難さ、居住者の合意形成など、実現するには解決すべき課題は多いとはいえ、人口が減少し住宅が確実に余る時代には刺激的で興味深い提案だと思います。
一方で、階段一体型エレベータシステムは、ニュータウンのエレベータの無い既存集合住宅に設置可能な、バリアフリーのエレベータシステムとして検討されたもので、君津の新日鉄の社宅を利用して行われた実証実験を紹介していただきました。参加者も関心のある問題であり、質問というより参加者側からのユニークな案も提起され、議論が盛り上がりました。
(2007.7.24[Tue]記載)
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