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2007年02月分

第21回(2007年2月15日)

【テーマ】「我が国におけるリバースモーゲージの現状と課題」
【講 師】 小沢理市郎 氏(株式会社価値総合研究所 戦略調査第二グループ統括部長)

 日本におけるリバースモーゲージは1981年に武蔵野市がはじめて導入して以来、約20の自治体で導入され、現在では厚生労働省の「長期生活支援資金貸付制度」として、全国の社会福祉協議会で実施されるようになっています。また、民間レベルでも金融機関の融資制度やハウスメーカーの独自の商品なども生まれてきています。

 自治体や厚労省の制度は、高齢者や低所得者の生活支援などの福祉政策の延長としての性格が強く、利用者は制限があるため広く普及するという制度にはなりえないようです。また、日本では建物の価値を担保価値として認められないため、集合住宅では利用できないという限界もあります。金融機関の商品は誰でも利用できるのですが、融資額も大きく、どちらかといえばあまりリバースモーゲージを必要としない資産家を対象としたものとなっているようです。

 多くの課題や限界を抱えながら、日本的リバースモゲージは運用されているようですが、意見交換の場では様々な課題に対する指摘やいろいろなアイデアも出て、活発な議論が続きました。

(2007.2.26[Mon]記載)


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