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2010年02月分

第54回(2010年2月18日)

【テーマ】多摩市のコミュニティ施策
【講 師】井上勝 氏(多摩市くらしと文化部市民活動支援課長)

 今回は多摩市くらしと文化部市民活動支援課の井上勝課長をお迎えし、”多摩市のコミュニティ施策”というテーマでお話を伺いました。市民活動支援課はコミュニティセンター、福祉館、自治会などの事業を所管する課ですが、今回は、市が取り組んでいるコミュニティ施策の内容とコミュニティセンターの活動の概要、さらに、現在、地域住民の主導で進められている唐木田コミュニティセンターの建設の状況などのお話を伺いました。

 市のコミュニティ施策とは、”市民が主体的・自主的に地域にかかわり、さまざまな活動を通じて心のふれあう地域社会を築いていく”ことを支援することだということですが、少子高齢化が進む一方、財政状況は一層厳しさを増すなかで、行政の役割とは何か、市民が主体的に地域にかかわるとはどういうことなのか、皆さんとの意見交換をしながら考えることのできたひと時でした。

 コミュニティという言葉が日本の中で市民権を得て、カタカナで使われるようになってからまだそんなに時間はたっていませんが、その割には、安易にコミュニティという言葉つかわれているような気がします。地域社会のなかでの人と人のつながり、お互いさまのつきあいのできる関係というような理解をしてるのですが、、インターネットのつながりでもコミュニティといわれるとよくわからなくなってしまいます。

 井上さんの要望で、参加者全員の地域とのかかわりについて一言話していただくことになりました。それぞれに、お考えになっていることや地域社会でのスタンス、地域活動の一端などをお聞きし、皆さんもいろいろ参考になったことと思います。最後にその中からいくつかご紹介したいと思います。

・ボランティアなどの地域活動への参加とか地域デビューとかいうだけでなく、これまでの人生経験や専門分野を生かして地域に貢献できるような場づくりも必要ではないか。
・行政の支援は、公平性にこだわらず、やる気のある地域を育てる、出る杭を伸ばすようなやり方も考えるべきだ。 
・コミュニティセンターのようなハードな施設も重要だが、ハードはなくとも人のつながりをうまく誘導していけるような情報発信が必要だ。
・目的型、テーマ型のコミュニティは盛んだが、地縁を主体とした真のコミュニティを育てることがより必要だ。

(2010.2.26[Fri]記載)


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