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2008年06月分

第36回(2008年6月19日)

【テーマ】イギリス/ロンドンのニュータウンや街並について
【講 師】堀内健二 氏(NPO多摩NT・まちづくり専門家会議 理事)

 今回は、たま・まちせん理事の堀内健二さんに2006年のロンドン視察の報告をテーマにお話を伺いました。

 ロンドンは歴史を感じる古い街並みのなかに、近代的な建物や再開発による新しい街並みがあり、これらが調和して存在するまちといってもいいのではないかと思います。セントポール大聖堂やウェストミンスターが存在感を示すシティのまちに、ノーマン・フォスターの設計したシティ・ホールが大胆に自己主張しているといった調子です。このまちに、2009年にはヨーロッパで最も高い306mのロンドン・ブリッジ・タワーが完成するそうです。

 また、イギリスはニュータウン発祥の地であり、多摩ニュータウン開発のお手本となったものです。今回は、ミルトンキーンズ、ソールズベリー、レッチワースの最近の様子を紹介していただきました。日本のニュータウンでは、開発からたった40年でニュータウン再生などということが言われ、高齢化だオールドタウンだといまや、まま子扱いですが、イギリスのニュータウンは100年を経過してもすばらしい環境とコミュニティを維持しているようです。盛りだくさんの内容で、一つ一つを詳しくはご紹介できませんが、歴史の重さと、新しい時代の新鮮さを併せ持つロンドンは、とても魅力的なまちです。

 ベイズウォーターからノッティングヒル、シャーロック・ホームズのまちとして有名なベイカーストリート、リージェンツバークの街並み、キングスクロスからバービカン、オールドロンドン、コベントガーデン、ドッグランドと、ロンドンのまちを駆け足で回ったような、ミニツアーでした。堀内さんのご専門の景観の視点からのロンドンの街並みの紹介は興味深くお聞きしました。

2008.6.28[Sat]記載)


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