コーディネーターより |
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「永山ハウス(仮称)」は、多摩ニュータウンの新たな「住まいの循環」を促す住まいとして提案しています。
多摩ニュータウンは坂道や階段が多く、エレベーターのない階段ばかりの建物が多い街ですが、この街に暮らす人々はここに住み続けたいと思っているのです。しかし、現時点では残念ながら、そのための適した住まいがありません。
一方、多摩ニュータウンで育った世代にとって、故郷(ふるさと)はこの街です。いつかはここへと考えている世代であり、結婚や子育てなどで再び多摩ニュータウンを生活の場として選択するはずです。その時、実家を利用できればよいのですが、二世帯が同居する広さではありません。そこで、駅近くに利便性の高いコンパクトな住まいを子供世帯が購入し、親の住まいと交換して利用する方法が考えられます。
「永山ハウス(仮称)」の最寄り駅である永山駅は、乗降客は年々増加し業務や商業核としての活用もはじまっています。この駅前の便利な場所で、高齢者や若い世代が共に住み続けられる住まいを提案します。居住者同士が相互に助け合えるコミュニティで、年金でも住み続けられる経済的に無理のないマンションがあればと…そんな考え方で「永山ハウス(仮称)」を企画しました。
一人でも多くの方に私どもの思いが届き、このプロジェクトにに興味を持っていただける事を願っています。
「永山ハウス(仮称)」コーディネーター
(有)秋元建築研究所 秋元 孝夫
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