概要
貝取、豊ヶ丘地区の分譲団地は、当時の居住水準より高いレベルで整備された団地で、多様な住戸面積と南面3室などの開放的な間取りは、歴史的にも唯一無二の住まいです。
これらの社会的に価値のある住宅資産を後生に受け継いで頂くことは私たちの願いでもあり、こうした都市の資産を有効に活用するための活動を進めたいと思っています。
その為には人々が安心して暮らせる街の存在が欠かせません。人々が健康で経済的にも不安のない地域社会が望まれます。とりわけ高齢者がエレベーターの無い建物で住み続けることは困難です。私たちは、これらの問題を解決するために、国の支援や自治体の応援を受けながら、地域で安心して住み続けられる環境を創出したいと考えています。
目標
団地単位での省エネや耐震化、共有施設の多様化を促進し、居住者コミュニティを守りつつ定住化を進め、持続可能な団地づくりを進めます。
高齢者世帯の住み替えサポートとともに、バリアフリーで健康長寿を確保できる環境づくりを進めます。
空き住戸への若い世代の利用を促すため、良質なリフォームモデルを提案し、不動産の流動化と団地の活性化に取り組みます。
事業の流れ
活動する期間は平成25~27年度の3ヶ年を目処として、4年目以降は地区の連携体制を確立して活動を継続します。
年度 | 取組内容 |
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平成25(2013)年度 | 管理組合との協議や居住者へのアンケートなどを通して、将来的な団地のあり方を共有します。 |
平成26(2014)年度 | 住まいのお困りごとや生活サポートなどの対応が可能な施策を提案し、共通して推進できることを考えます。 |
平成27(2015)年度 | 団地の資産価値の向上や施設整備などを推進しつつ、個々の住まいの改善なども推し進めます。 |
平成28(2016)年度以降 | 住み替え情報や資産評価などの情報を提供する場を創り、安心して住み続けられる地区を育てていきます。 |