対象となる団地について

 多摩市の貝取・豊ヶ丘地区の分譲6団地を対象に事業の展開を図っていきます。

団地名 階数 棟数 戸数 戸当り面積
貝取4-1 11F 3棟 132戸 64~67㎡
貝取4-4 5F 10棟 280戸 54~91㎡
豊ヶ丘2-1 5F 10棟 270戸 54~63㎡
豊ヶ丘4-1 5F 4棟 100戸 66~91㎡
豊ヶ丘5-1 5F 10棟 280戸 66~91㎡
豊ヶ丘5-3 5F 10棟 240戸 66~91㎡

概況

 今回、対象としている団地は豊ヶ丘・貝取の昭和53年までに供給された分譲団地です。オイルショック後の『量から質へ』の転換期に建設された6街区です。

 5階建の3LDK以上のタイプはどれも南面3室が特徴です。中には91㎡の4LDKが340戸もあり、子育て世代には丁度良い広さです。住民同士のコミュニティも豊かな団地で、将来的にも活用できる社会資産になっています。

 また、近隣にはエレベーター付きのUR賃貸も多く高齢者の住み替えにも便利な環境が備わっています。

課題

 居住環境や居住性が良いこともあり、子育てが終了し世帯分離した後も住み続ける世帯が多く、高齢化や単身世帯の増加が顕在化しています。また、資産評価から地区を見ると対象団地はバス便利用であるため、10年前に2千万円を超えた取引価格が現在は1.5千万円を切る取引き事例も出ています。比較的若い世代に購入しやすい価格ともいえます。

 下記に街区別の高齢化状況を示しますが、分譲団地が中心の豊ヶ丘5丁目では高齢化が41.8%と多摩ニュータウン内で最上位に位置しています。

順位 多摩NT町丁別 65歳以上率
1位 多摩市豊ヶ丘5丁目 41.8%
2位 多摩市愛宕3丁目 41.4%
3位 多摩市諏訪4丁目 39.2%
4位 多摩市諏訪5丁目 37.8%
5位 多摩市豊ヶ丘4丁目 37.6%
6位 多摩市貝取4丁目 34.7%

※資料:国勢調査(H22年)

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